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EMC対策で使える基本的な電子部品3種!

コンデンサはノイズ対策以外にも使える万能部品

コンデンサには、交流電流のみ流して直流電流を遮断するという性質があるため、電子回路のノイズを除去する用途に広く利用されます。このほか、電荷を蓄えたり放電したりと、電圧を一定に保つこともコンデンサの特徴の一つです。EMC試験では静電試験やサージ試験が実施されますが、回路に静電気が印加されると急峻な電圧が掛かるため、コンデンサが有効となります。コンデンサは、外部インターフェースの入力部分や、各種ICの直近に実装すると効果的です。

コイルはノイズを分離する?

電子機器にヘッドフォン等のケーブルを接続すると、ケーブル自体がアンテナとなり外部からのノイズを拾いやすくなります。EMC試験では、ケーブル接続時についても基準を守る必要があるため、対策は必須となります。ケーブルからのノイズを遮断する手段として、最も簡単な方法はコイルを使用することです。コイルはインダクタとも呼ばれ、回路の周波数が上がるほどにインピーダンスも高くなるという性質があるため、回路を分離しノイズを遮断することができます。

静電対策と言えばバリスタ

バリスタは、酸化亜鉛などを素材とした電子部品で、静電対策に良く利用されます。一般的な素子は固定の抵抗値を持ち、抵抗値が低いほど電流が流れやすく、抵抗値が高いと電流が流れづらくなりますが、バリスタはある一定の電圧が印加されると、抵抗値が急激に小さくなるという性質があります。負荷に静電気が印加された場合、過大な電流が流れるために誤動作を起こしやすくなりますが、バリスタを並列に挿入することで、バリスタ側に電流を逃し電子回路を保護することができます。

EMC試験とは製品試験の一種で、電気・電子機器の妨害波に対する耐性、および内部から発せられる妨害波の大きさや影響をみることをいいます。